Pit Stop つくば北条 - アウトドアスポーツのサポートステーション

2014/3/16(日) 自転車フォーラム「いばらきで自転車に乗ろう!」のメモ(小野)

3/16に土浦市で開催されたNPO法人りんりんプロジェクト(http://www.npo-rp.org/)主催の自転車フォーラムに参加してきました。

とても充実した盛りだくさんの内容でした。フォーラムで伺った中で私が注目してメモしておいた点などを以下に挙げたいと思います。絹代さんの話が多いですが、大塚製薬の方の栄養学の話や、体操の唐沢優江さんの話、NPO法人りんりんプロジェクトからのお話もあります。

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運動時の水分補給

運動前の水分補給は、30~60分前に行っておくと良い。

運動中の水分補給は、15分おきに250ml程、1時間当たり500~1,000ml程度摂取すべき。

水分補給は、スポーツドリンク、経口補水液などで行うとよい。水を飲む場合は、水に1つまみの塩を入れておくか、水と一緒に持って行った塩を摂ると良い(筆者注:水と一緒に塩を摂るのは過剰摂取の恐れもあるようなので、要注意)。

(歯が弱いのでスポーツドリンクを飲むときには水と交互に摂るようにしているが、どうかと伺ったところ)スポーツドリンクの害は実際の状況で確かめられている のではなく、長時間浸すといった特殊な状況で実験されている。スポーツドリンクの歯への影響はジュースなどとあまり変わらず、特に心配する必要はない。後で手入れをすればよい。

自転車スポーツの特徴

ミニベロもしっかりとしたギアが付いているので、40~50km/hのスピードが出る。

アスリートのゴールスプリント時の速度は、60~70km/hに達する。

ランで片脚にかかる負荷は、最大で体重の8倍にも達する。自転車ならば負荷が軽くなる。

自転車は股関節を動かすスポーツである。

ケイデンス(自転車をこぐ回転数)を上げたり、大人になるとあまりしなくなることも多い「速い運動」をしたりすることは、頭の活性化に役立つ。

最大心拍数を意識して運動するには心拍数の測定が大切だが、心拍数の簡単な測定法としては、6秒間測って10倍するという方法もある。最大心拍数が120の場合には、6秒測って12ドクドクぐらいとなる。

アクティブレストとパッシブレストがあり、特に前者が大切。

自転車でメンタル・ヘルスも良くなる。

(自転車で手が痛くなるという相談に対して)自転車は体重をハンドル、サドル、ペダルの3箇所で支えている。対策は、腹筋や背筋を使って支えて、手の負担を軽減すること。

自転車の楽しみ方

サイクリングには冒険の要素がある。

絹代さんが長距離走った思い出として挙げたのは、佐渡1周。1日に210km走った。

サイクリングと食の楽しみを組み合わせることも可能。スイーツを楽しみたいとき、食べてばかりだとやはり健康が心配。スイーツを食べに行くときも、車より自転車の方が良い。

自転車は男女のペアが一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つ。自転車で後ろを走る人は、前で走る人よりも4割少ないエネルギーで済む。男性が前を走り、女性が後ろを走ることで、一緒に楽しむことができる。

自転車のカスタマイズをすることで、金をかけずに気分を上げることができる。各パーツの色を少しずつ変えていく。例えばチューブのキャップのような手頃なパーツもある。

自転車と観光

自転車は季節ごとに違った風景を楽しめるので、リピーターになる。

自転車イベントで経済効果が出ている。代表的なのは宇都宮のジャパンカップ。

近年、那須も自転車観光が成功。

自転車に本気で乗り、途中に寄り道をしないというときには、帰りに野菜などを買っている。

サイクリングの目的地としては、季節感を感じられるようなところに行っている。

(茨城の自転車観光がまだあまり繁栄していない対策について問われて)茨城にはサイクリングロードやサポートステーションなど、必要なものが一通り揃っている。だからアピール、アグレッシブさが必要。

しまなみ海道の情報の出し方が参考になるかもしれない。

切り口に注目して出す。つまり、幾つかの目的別に提案を見せる。ネットを見たときに妄想を広げられるぐらいがいい。

NPO法人りんりんプロジェクトの活動

NPO法人りんりんプロジェクトは、自転車の出番を増やすことで、環境保全、健康・生きがいづくり、観光振興などにも貢献したいと考えている。県南地域で自転車サポートステーションの普及を進めている。

2014/3/27